IntelとAMDの違いって何?今さら聞けないCPUのキホン

thunder-953118_1280

今の時代にパソコンを買う場合、CPUは多くの人がIntel、もしくはAMDの二択から選ぶことになると思います。

市場シェアの圧倒的1位は、様々な用途に活躍するIntel。AMDは業界2位ですが、その勢いは失速気味。今回は、そんな「Intel」と「AMD」の違いと動向についてご紹介したいと思います。

あわせて読みたい:後悔しないパソコン選び:PCは自作とメーカー製どっちがいいの?

CPUの性能はクロックとコア数で決まり、用途によって使い分ける

CPUとは、主に演算処理を行うパーツです。演算処理というのは、例えばExcelの計算などはもちろんのことのこと、アプリケーション内部の計算処理、文字の表示など、コンピューターが日常的に行っている様々な処理のことを指します。

CPUの性能は動作クロック(GHz等の周波数で示されます)とコア数(4コア等と示されます)で決まり、クロックが高いとそれだけ早く計算が行なえ、コア数が多いと並列処理に強くなります。

もし、PCのメイン用途がゲームならば、コア数よりも動作クロックのほうに注目しましょう。今のゲームでは、4コア以上のCPUであれば6コアでも8コアでもそこまで大差は出にくいです。

一方で、3DモデリングやCAD、動画編集などを行う人は、並列演算に強い多コアなCPUの方が効果を発揮します。

CPUのメーカーは大きく分けてAMDとIntelの2メーカーがあります。多くの人に広くオススメできるのはIntelで、AMDは用途を選ぶ上級者向けと思っておいたほうが良いでしょう。

IntelのCPUの特徴

業界シェアナンバーワンのIntelは、そのブランド力だけあって価格はAMDより若干高め。しかしながら、多くのPCで使われている安心感や情報量の多さは魅力的で、オールマイティに威力を発揮します。ゲームユースだけではなく、CADや3Dモデリング用にハイエンドなグラフィックスボードをつけるような場合には、多くのユーザーがIntelを選びます。

2016年7月現在、IntelのCPUは3世代が入り組んでいるラインナップになっています。

  • Core i7 67xx/i5 65xx:最新世代のプロセッサです。PCI Expressが増速されているため、高速なSSDを使いたい時などにオススメ。
  • Core i7 5775C/i5 5575C:一世代前のプロセッサですが、内蔵グラフィックス機能が強力です。
  • Core i7 47xx/Core i5 46xx:二世代前のプロセッサ。処理速度は新世代に引けを取りませんが、6XXXシリーズの登場により数は減ってきました。

AMDのCPUの特徴

AMDのCPUは、パフォーマンスではIntelに及ばないものの、とにかく安価です。コア数の多いCPUが安価で手に入るのは、特にAMDの強みではないでしょうか。コストパフォーマンスではAMDのほうがIntelより上です。

また、APUと呼ばれているモデルは、軽いゲーム程度なら快適に動かせるくらいの3D性能を持ちます。このため、グラフィックスボードを持たない低電力マシンを組む場合にAMDをセレクトする人もいます。

2016年7月現在のAMDのラインナップは概ね以下の2シリーズです。

  • FXで始まるシリーズ:デスクトップ向け高パフォーマンスコア
  • Aから始まるシリーズ:デスクトップ向けAPU(グラフィックス機能内蔵型CPU)

AMDのCPUはマルチスレッド能力に優れますが、シングルスレッドの能力は低いため、ゲーム用途には不向きです。また、FXシリーズは発熱量が大きいモデルが存在し、冷却が十分にされているかという事に気をつけなくてはいけません。

自作PCだけではなく、メーカーパソコンやBTOメーカーの多くがIntelでマシンを組むことを考えると、業界シェアがIntelよりも低いのも仕方がないことかもしれません。

まとめ:普通に使う分にはIntel/AMDで大きな差はない

ここまでで、IntelとAMDのCPUの違いについて書いてきましたが、こういった差が出てくるのは、主に高負荷だったり、ハイパフォーマンスを要求するゲームやソフトウェアを使用した時の話です。

ブラウジングやOfficeなどで使う分には、そのPCのCPUがIntelかAMDかで体感速度が大きく変わるということはあまりありません。

パフォーマンスを重要視する人にとってはパフォーマンスも大きな違いなのですが、そうでない人にとっては「IntelとAMDの最大の違いは値段」ということになるので、低コストCPUのAMDを使うメリットは十分に出てきます。

PCの用途があまりヘビーユースでないのであれば、AMDを選択肢に入れてみるのもアリかもしれません(筆者はもろにヘビーユースなので、Intelばかり使っていますが……)。

いずれにしても、そのPCの用途は何なのかをしっかり考えて、自分にピッタリなマシンをセレクトしたいものですね。