同人イベントで売り子さんを呼ぶ方法と忘れてはいけないお礼の話

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青春を謳歌するナウでヤングな皆さま初めまして、TEAM EX NOTESの餌こと、銀杏と申します。

創作活動を気軽に始められるようになり、それに伴って、同人即売会への参加のハードルも下がってきた今の時代、

きっと、これを読んでいるアナタも「晴れて同人作家デビュー!即売会に参加するぞ!」と、遠足前の小学生のようになっている意気込んでいる事でしょう。

だけどちょっと待って欲しい。即売会に必要なのは、頒布物だけじゃないという事を忘れてはいけません。そんな装備で大丈夫か?

というわけで、今回は、即売会の要と言っても過言ではない、売り子の重要性と、呼ぶ手段について、説明していきたいと思います。

※今回の記事は、個人の同人サークルを立ち上げて間もない、あるいはこれから立ち上げようと思ってる方を対象とした内容です。

1.売り子とは?

まず最初に、売り子とは何かをおさらいしておきましょう。

(ちなみに、この記事では、「売り子=即売会における売り子」とします。)

売り子とは、その名の通り頒布物の頒布対応などの手伝いをしてくれる人の事を指します。

サークルさんの活動内容や規模にもよりけりですが、ほぼ確実に共通して行う作業としては、作品の頒布(手渡し)やお会計です。

コンビニエンスストアでいう「レジ担当の店員」みたいなものだと思っていただいて、相違ないかと思います。

2.売り子を呼ぶ理由と、そのメリット

では何故、サークル主は売り子を呼ぶのでしょうか?

その主な理由としては、以下の2つが挙げられます。

a.サークル主がスペースにいない間も、頒布対応を行う為

欲しい作品がある、トイレに行きたいなど、スペースを離れなければならない時は、確実にあります。

1人だけで参加していると、頒布対応できるのは自分一人ですので、場合によってはスペースをお休みにして席を離れることになります。これでは、その間作品を手に取ってもらう事ができません。(=機会損失)また、防犯上の問題も発生してしまいます。

そんな時に売り子がいれば、自分が居なくても売り子が対応してくれるので、機会損失が発生しません。

スペースを気軽に離れることができる上に、離れていても頒布に支障をきたさないという、即売会に置いて非常に大きいメリットがありますね。

徹夜で頒布物を作った翌朝、フラフラで会場へ来て疲労と戦っているときには、売り子さんの頼もしさは倍増です。

b.目の前を通る人達の注目を集め、作品に興味を持ってもらう為

遠まわし?な書き方をしましたが、いわゆる コスプレ売り子 の方に立ってもらうのも手です。

サークルさんによっては、売り子にコスプレをしてもらい、注目を集めやすくするという手法を取っている所もあります。

一般的に、頒布作品のメインビジュアルとなるキャラクターのコスプレをしてもらう、というのが多く、全体的に、女性のコスプレイヤーさんを呼んでいるサークルさんが多いように感じます。

4時間~6時間という限られた時間の中で、数あるサークルの中から、自分のサークルに興味を持ってもらうというのは、非常に難しい事ですよね。

そんな中で、コスプレ売り子がいると、「おっ、あそこに俺の好きなキャラのコスプレしてる人がいる!ちょっと見てみよう」といったように、自分のスペースに寄ってくれるきっかけが生まれます。これは即売会において絶大なメリットだと言えるでしょう。

私自身も、先日のC90において、成田りん(@rin_rifure)さんにコスプレ売り子をお願いしました。

艦これジャンルでアレンジCDを作っていたので、新作のメインビジュアルとなる時雨のコスプレをしてもらいました。実際に、時雨コスをしている成田りんさんを見てスペースに寄ってくれたと思わしき人がいましたし、C90における新作は、見事完売という結果になりました。

このように、売り子は頒布対応だけでなく、集客・販促としての役割を担う事もあります。

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3.どうやって売り子を呼べばいいの?

ここまで、売り子の役割や、呼ぶ理由とメリットについて説明してきました。

では、実際に売り子を呼ぶには、どうすれば良いのでしょうか?

比較的手軽に実践できる方法を、3つご紹介します。

a.友人や知人に声をかける

学校(学生時代)の友達や、バイト先・職場などで仲良くなった人に、「売り子してくれない?」と声をかける方法です。

あるいは、SNSやTwitterなどで仲良くなった相手に声をかけるのも良いでしょう。

同人に造詣のある人であれば、頒布対応やお金の管理もスムーズでしょうし、お互いに似たような趣味を持っていることが多いので、そういった面でも誘いやすいと思います。

信用できる相手を、自分から選んで声掛けが出来るので、一番安心できる手段です。

b.SNSやTwitterなどで、募集をかける

今の時代、SNSやTwitterで手軽にやり取りができるので、こういったツールを利用して募集するのも良いでしょう。

特にTwitterは、リツイート機能などによって、募集しているという情報を拡散してもらえる可能性があるのもメリットでしょう。

売り子経験がある人や、サークル参加経験がある人も多いので、即売会の参加経験が浅い人にとっては、嬉しい要素が多いと思います。

…と、美味しいことづくし!のように書きましたが、実際のところ、世の中甘い話ばかりではないのです。

売り子に呼んだ人が来なかった、お金や作品を盗まれたといった、各種トラブルが起きたという報告が、RTなどで回ってくることも少なくありません。(真偽の程は定かではありませんが…。)

募集を見て立候補してきた人が、信用に足るかどうか、その人のプロフィールや活動経歴などを見て判断し、人を選びましょう。時には断る勇気も必要です。

あまり交流を持っていない人でも実践しやすいですが、その分リスクも大きいので、「人を見る目には自信があるぜ!」といった方向けの手段だと思います。

c.イベント当日、スペースに来た友人や知人に売り子を頼む

同人に造詣のある友人や知人はいるが、皆同じイベントにサークル参加してて声をかけられない!というパターンは、実際に起こり得ます。この記事を書いている私も、以前ありました。

売り子に呼んでた友人が寝坊、他の友人知人は同日同会場のイベントにサークル参加というダブルコンボで、当日涙でり○かい線を水浸しにしながら焦りながら現地に向かったのを覚えています。

この手段のメリットは、相手がサークル参加していても頼めるという点です。

「トイレに行ってる間、スペースにいてくれないか?」といった感じでお願いしやすく、また相手も、同じ状況になった時の大変さを理解しているので、断られる事もまずないでしょう。

ただし、相手もサークル参加であるということは、戻るスペースがあるという事ですので、スペースを長時間離れる事は出来ないというデメリットもあります。

半ば最終手段のようなものですので、こうならないよう、事前に手配はしっかりしておきましょう。

友人知人と違うジャンルのイベントで、知り合いも誰もいない!という場合は、残念ですが諦めてください。

4.手伝ってもらったら、お礼はちゃんとしよう!

売り子をしてもらうという事は、いわば 日雇いの接客バイトを雇っている に近いです。

とあれば、お礼はしっかりとするのが、礼儀だと思います。

…とはいえ、実際にバイトのように、まとまった金額で報酬を出しているサークルは、大手サークルくらいのものだと思います。

では、どのようにお礼をすれば良いのか、以下に例を挙げていきたいと思います。

a.サークル通行証

一般的な即売会では、各サークル参加者に、2枚~3枚の通行証が送られてきます。そして、サークル参加者はその通行証を用いて、一般入場よりも2~3時間早く、かつスムーズに入場できる サークル入場 があります。

「並ばずに」「早く」入れるというのは、それだけでも大きなアドバンテージですし、そもそもサークル入場そのものに憧れる、という人もいるくらいです。私もそうでした。

もちろん、売り子を手伝ってもらう為には必須のアイテムですので、厳密にはお礼とは言えないのかもしれませんが、即売会が好きだったり、売り子に興味があるという人には、十分お礼として通用すると思います。

b.打ち上げ代負担、交通費負担

サークル通行証だけじゃなくて、もう少し何かお礼したい!といった場合は、このような形のお礼も良いでしょう。

SNSやTwitterで募集をかけてるタイプでも、こういった報酬を明記してる人は多く見受けられます。

また、「即売会に興味はないけど友達に呼ばれたから来た」といった、 待機列の待ち時間全カット が売り子のメリットにならない場合にも、このような報酬は用意しておくべきだと思います。

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c.衣装代負担

コスプレ売り子をしてもらう場合、こちらの希望する衣装を相手が持っていないならば、衣装代を負担するというのが一般的ですね。

コスプレ衣装もピンキリで、安ければ5千円前後、高ければ1万や2万~といった具合です。

もちろん、コスプレとなれば衣装だけではなく、ウィッグや靴、カラコンや小物といった具合にいろいろありますので、売り子と相談しながら決めると良いでしょう。

5.最後に

如何でしたでしょうか?今回の内容で、これから同人を始めようと思っているあるいは、始めたばかりという方々のお役に立てれば幸いです。

とはいえ、これらが全てというわけではありません。サークルの、そして人の数だけ、やり方はあると思います。

たくさん経験して、自分にとって最良の方法を見つけて行ってくださいね。

※写真は全て筆者撮影