皆さんはこのよう経験はないだろうか?
「プラグインが海外サイトで半額セール!?期間は締め日の前までか・・・」
「前から欲しかったあのレンズの美品中古がこの値段だと!?」
だが、既にクレジットカードの支払いは敵30両に対しこちらは8両㍅㌠…。
「これ以上はもう……」と涙ながらに諦める人も多いだろう。「それでも欲しい!」と思った人は、リボ払いに手を出すかもしれない。
しかしながら、過剰に度重なるリボ払いに待っているのはゆるやかな死だ。
請求がまとまった額にならない為、分割払いと混同しがちだが、リボ払いは残りの支払い金額に対しても金利が発生する為、短い返済回数でささっと返さなければ、金利だけを支払うジャブジャブ状態になってしまう。じゃぶじゃぶ作戦です!
しかし、だ。もしお持ちのクレジットカードに、それを打破できる機能がついていたとしたら……。
あなたはきっと、望みを叶えることができるだろう。
白くて目が赤い地球外生命体と命をかけた契約を結ぶ必要はなく、もちろんエントロピーの凌駕も不要だ。
そこでご紹介したいのは、「後から分割」という支払い方法とそのカードだ。
「後から分割」ってなんなの?
対応しているクレジットカードを持っているのが前提ではあるが、「分割出来るけど一括払いで支払ってしまった」「そもそも一括払いのみしか選択できない」という支払いを明細反映後に分割払いに変更できる機能である。
例としてあげると三井住友カードは、「あとから分割」、JCBは「ショッピング利用後分割払い」、東急カードは「いまから分割」である。
当然分割払いなので通常の分割金利が発生してくるが、機能を使用すればあたかも支払い時に分割払いをしていたかのように分割されて支払いが発生する。
冒頭であげた「そもそも一括払いのみしかできない」はAmazonでの買い物やPaypal決済で悩んでいる人は少なくないと思うので救世主となりえるだろう。
右の画像をご覧いただきたい。これは昨年に某オーケストラ音源が激安になった際、悩みに悩んで購入した分の請求である。お分かりいただけただろうか。このようにPaypal決済が圧倒的に分割されている。
なお、注意していただきたいのが、クレジットカードによってはあとから分割払いに変更できる利用金額の下限が決まっている場合がある。
例えば三井住友カードは50,000円以上となっている。(執筆時現在)
なおこれは支払い合計ではなく一つの支払いに対してだ。例えば3,000円の請求が20件あってもそれは対象にならないので注意して欲しい。
「スキップ払い」という方法も
あまり耳慣れないかもしれないが、「スキップ払い」という支払い方法もある。
これは、金利を払って支払い月を遅らせる支払い方法で、ショッピングクレジット等を利用される方は知ってる人もいるかもしれない。
金利以外の支払い自体は一括払いなので、分割はちょっと…という人にもおすすめできる方法である。
ボーナス一括払い+後から分割という最強のソリューション
さて、これは非常にハイインテリジェンスかつイノベーティブなソリューションなのだが、ボーナス一括払いで金利なしに支払いを先延ばしにし、それを更に分割払いに変更することが可能なクレジットカードも存在する。
お持ちのクレジットカードのWeb明細サイトに「ボーナス一括払いの後から分割」のような表記があればおそらくそれである。
補足だがボーナス一括払いの後から分割に関してはカード会社により仕様が大きく異なるため、注意して欲しい。
例えばJCBの場合、ボーナス一括払いの支払いを「ショッピング利用後分割払い」にすると、ボーナス月を待たずして月額の返済が始まってしまう。公式サイトや利用規約を熟読し、申請するタイミングには十分注意しておこう。
このように大抵はカード会社のページに説明文が載っているので要チェックだ。
リボ払いもちゃんと使えば恐くない
本文中でリボ払いはゆるやかな死などと言っておいてなんであるが、冒頭でもお伝えした通り、短い支払い期間で払ってしまえば金利はそこまで膨れ上がらない。
またリボ払い専用カードやリボ払い専用の設定を行うとカード会社からポイントや商品券などのプレゼントが貰える事が多く、気を使ってちゃんと使えばかなり美味しいだろう。
大体のリボ払い専用は月々の支払い金額を自由に設定できる。そしてその金額を上回った文が翌月に回され、そこに金利が発生する。
つまり10万円と金額を設定して、それを超える利用をしなければただの一括払いカードになるのだ。
ごくまれに自分のクレジットカードをリボ払い専用カード、またはデフォルトではリボ払い専用設定になっていることを知らずにガンガン使っている方がいるので、あまりわからずに使っている方は一度ご確認いただきたい。
ご利用は計画的に
ルールはわからないが、まれに分割枠があっても利用できない支払いがある。
私も一度だけ経験があり、理由をコールセンターに問い合わせても「このご利用分は変更できない」としか答えてくれなかった。
また、カード会社によって規約や細かい仕様が異なる場合がある為、実施する際はカード会社の説明文をよく読んだほうがいいだろう。わからなければ問い合わせれば教えてくれるはずだ。
最後に当然ではあるが、この方法を使ってあなたが自己破産しようと、もやし生活を余儀なくされようと、大量の返済が家族に見つかって家族会議になろうとも、それは自己責任だ。
くれぐれもご利用は計画的に。
個人的オススメはTOPカード
今回挙げたクレジットカードの中で一番のオススメは東急カードが発行するTOPカードだ。
パスモ一体型も選べオートチャージの設定も可能。その上分割回数は最大36回まで対応し、手数料率(実質年率)も24回分割時で12.20%(2016年6月現在)と、今回挙げた3社の中で一番低い。
もし利用中のクレジットカードに後から分割ができる機能がない人は、申し込んでみたらいかがだろうか。通勤や通学で東急線沿線(またはその付近)を利用しているのであれば特にオススメできる。
クレジットカードはこわくない。