コミケなどの同人イベントである程度の数のサークルを回ろうとすると必ず直面するのが「これ、全部売り切れる前に一人で回りきれるのか?」という重大な問題である。
最近は書店委託頒布を行うサークルさんが非常に増えているが、「今すぐ読みたい」「会場限定で委託で手に取ることが出来ない」など、一筋縄ではいかない例もあるのが現状。
そのような問題が発生した際に浮かぶのは友達やTwitterのフォロワーなどと分担する作戦だ。
既に
エクセルファイルは表示の互換性の問題から全員がExcelを持っていることが推奨されるし、dropboxなどのオンラインストレージで共有できても同時に編集することはできない。
また、LINE等のチャットは会話には適しているが、メモを書いておいても、あとから確認しようとするとログが流れてしまい辿るのも大変だ。
その問題を解決するのが「Google スプレッドシート」だ。
今回はこの作戦を行う際に便利で最適な表を作成する為のGoogle スプレッドシートの使い方を紹介したいと思う。
Googleアカウントを作成する
既にGmailなどを使用し、持っている方はこの項目は読み飛ばしていただいて構わない。
Googleスプレッドシートを作成するにはGoogleのアカウントが必要である。
作成に関してはこちらから適宜行っていただきたい。
https://support.google.com/accounts/answer/27441?source=gsearch&hl=ja
スプレッドシートを作成する
Googleアカウントを作成すれば誰でも無料で作成する事ができる。
シートの作成はこちらのページから行う。
https://www.google.com/intl/ja_jp/sheets/about/
真ん中の”Google スプレッドシートを使う”ボタンをクリックするとこのような画面に移動する。
現在は何も作ってないので表示項目はないが、自分で作ったシートや他の人が作成したシートにアクセスするとこのページに履歴が表示される。
画面右下の赤い+ボタンをクリックすることで作成できる。作成をすると下のような空白の表が表示される。
しかし、このままではこのシートへのアクセス権限は自分だけなので、自分以外の人が読み書きできる設定を行う必要がある。これを順を追って説明していこう。
アクセス権限を設定する
①シート画面右上の共有ボタンをクリック。
②表示されたウィンドウの右上の「共有可能なリンクを取得」をクリック。
③このように画面が変化するので、「リンクを知っている全員が閲覧可」を編集可に変更する。
こうすることで現在自分が見ているシートのURLでの共有が可能になる。
あとはメンバーで回りたいサークルを記入していけばOKだ。
なお、注意していただきたいのは文字通り、リンクを知っている全員が編集可になるため、部外者へのリンクの流出には注意していただきたい。
(例:TwitterのDMで送るつもりがリプライツイートで送ってしまい、第三者が見れる状態になってしまった。)
スプレッドシートの記入例
これはあくまで記入例なので、各自使いやすいようにカスタマイズを行っていただきたいのだが、おまけとして表の作成例を提示しておく。
印刷やスマートフォンからのアクセスも可能
タイトル下のファイルメニューから印刷をすることも可能だ。
また、iOSとAndroidのアプリも用意されており、これを使うことで電波のある場所であればどこでもチェックが可能になる。
iOS
https://itunes.apple.com/jp/app/google-supureddoshito/id842849113?mt=8
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.docs.editors.sheets&hl=ja
あとは購入完了報告をLINEやTwitterのグループDMで行えばうまく連携できるだろう。
いきなり本番を迎えるのが不安な場合は軽く予行練習を行って、夏コミ等で試すのはいかがだろうか。