【自然と猫】自費による最高の一人旅。ヤモリ、三浦半島の果てに飛ばされる

フチヤモリによる体を張った城ヶ島探訪記
サークルで最も人権の無いメンバー、フチヤモリが「三浦半島1DAYきっぷ」で行く、体を張った城ヶ島探訪記をお送りします。

不定期連載企画「ヤモリの出荷」
宇宙は1枚のカードから始まった。

初めまして、TEAM EX NOTESで最も人権のないフチヤモリです。

先日のことである。

上野動物園での撮影のアレの後、神乃木邸で記事用の写真の選別が終わり、遊戯王ARC-Vも無事見逃し「はー終わった終わった」と思い自宅に帰り、私はPCを開いた。

何やらSlack(EX NOTESで使用しているチャットツール)に通知が来ているぞ。

……こうして神乃木氏の最高の采配により、ヤモリの月曜休みは自費による最高の1人旅が始まってしまったのです。

行き先は三浦半島の城ヶ島に独断専行で決定。

城ヶ島 is 何?

城ヶ島(じょうがしま)は、神奈川県三浦半島端に位置する

周囲長約4 km、面積0.99 km²で、神奈川県最大の自然島である。東西幅約1.8 km、南北幅約0.6kmと東西に細長い菱形の地形であり、東西南北にそれぞれ安房ヶ崎(東)、長津呂崎(西)、赤羽根崎(南)、遊ヶ崎(北)という岬がある。長津呂崎には城ヶ島灯台、安房ヶ崎には安房埼灯台が建つ。安房ヶ崎は神奈川県の最南端でもある(北緯 35゜ 7’32)。行政区分は三浦市で、220世帯604人が暮らす(2005年10月1日現在)。

wikipediaより

……だそうです。ロストグラウンドたる連経済特区には果たしてこの城ヶ島は含まれていたのでしょうか。

周囲長4kmなら1周回るのにも大した時間は掛からないでしょうw

なんて思っていたら痛い目をみましたね(後述)。

目指せ城ヶ島

比較的神乃木邸に出入りする回数が多い身としては、「どうしてこんな朝早くからあの家に行かないといけないんだ……」と言う感想しかない。きっぷが用意してあるなら日曜の内に渡してくれればよかったものを嫌がらせとしか思えないでしょ。

実際に神乃木邸に入ると、デスクの上には本当に「三浦半島1DAYきっぷ」が置いてあるし、一瞬「払い戻してやろうか……」等と考えたが、ヤモリは慈悲深いので神乃木氏のしろたんを押し入れの奥に封印し、快特電車を捕獲するために横浜駅へと向かった。

こうして一時間ほど電車に揺られ、無事に三崎口駅に辿り着きました。

若干雲があるけど、それなりに青空も撮れそうだな。と言った具合の空模様でした。

三崎口駅から城ヶ島まではバスで20分程で、運転間隔は30分に1本でした。

運良く5分と待たずにバスが来てくれたので、三浦半島1DAYきっぷの威光を放ちながらバスに乗車。

平日の正午にも関わらず、三崎港方面目当てと思われる乗客や、カメラ機材を持った方が多く、座席難民が発生する程でした。

城ヶ島上陸作戦(1944)

午後12時30分、城ヶ島大橋を渡り、終点の城ヶ島バス停へと到着。世間的にはお昼時、と言う事で飲食店を目指す事にした。漁港のある街なだけあって、海鮮類の店舗が軒を連ねていたが、事前の調査活動によって行き先は既に決まっていた。

美しき刃シーフードレストラン しぶき亭

お昼時とだけあって、テーブル席に座敷と、それなりに広い店内はほぼ満席。客層も老若男女溢れており活気に溢れていました。

キリがいいのか観光地価格なのか、基本的な丼や定食メニューは1000円で揃えられており、ヤモリは「三崎口だしマグロ以外ありえんでしょ」とマグロ丼を宣言。

大盛りが無料だと言われたので迷わずごはん大盛りで、運ばれて来たのはマグロ丼、味噌汁、漬け物にマグロの角煮と味見用のツナ味噌。

甘ダレ漬けにされた赤身、角煮にツナ味噌ととにかく白米が進み、しろたんが我々を眠へと誘う早さと同じ早さで気付いたら丼の中身が消滅しており、残ったのはハイパーユーザーエクスペリエンスソリューションの残滓だけで、ここまであった理不尽も全て許せる勢いでした。

要約すると「最高に最高」の以上となります。他のメニューも気になったので、これはまた来る事になるだろうな。と既に次回の事を考え出す始末です。しぶき亭はいいぞ

城ヶ島散策

腹も膨れて、「さあ帰るか!」と言う訳にもいかないので、本来の目的である神乃木氏の「いい感じの写真撮って来て」と言う最高に雑な指令を果たす事にします。

時刻は13時、位置はこの辺り。

写真3

しぶき亭を出て左手、真っすぐ進むと商店街に入りますが、その手前できわめて重要度の高いファクターが存在する事に気付いてしまいました。こちらです。

写真4
写真6

写真5

公衆トイレのすぐ隣、小さな喫茶店の入り口前に暑さにだらけている毛玉を発見しました。

店舗入り口脇にはこの毛玉ちゃんのものと思われる皿があり、ヤモリや他の人間が近付こうとも地面にダルそうに寝転がって動こうとしません。これは幸先の良いスタートです。

喫茶店前の毛玉ちゃんにお別れをして、再び足を商店街へと向けます。

商店街に入ってすぐ、磯料理のカネあ(http://kanea.web.fc2.com/)を角に海岸側へと道が分かれており、ヤモリは海岸側へと進む事にしました。

写真7

「カネあ」の路地へと入り海岸へと向かうと、すぐに次の重要度の高いファクターを発見しました。

写真8
写真9

写真10

こちらの毛玉さんも日除けのために小さな日陰に寝転んでいて、グルーミングを行っておられました。

挨拶をして、毛玉さんの円の範囲(多分50cm無い)まで近付いて撮影をさせていただきお別れをしました。

道なりに進み、城ヶ島京急ホテルを横切り岸壁を目指します。

写真11

岸壁ギリギリを歩きながら釣りをしている人たちを眺めているうちにこの辺でトンビが随分多いのに気付きました。

写真12

よく観察してみると、トンビは水面にいる小魚を狙っているようで、掴んでは着陸して啄んでいるのが確認できました。

次回は魚を掴んでいるところも狙いたいですね

先程の写真を撮るために岩を越えているうちに、トンビたちのビュッフェ会場を発見しました。

どうして小魚がこんなにも打ち上げられているのかまではわかりませんでしたが、トンビやカモメたちにすれば無限に食料が湧いて来る最高のソリューションステージですね。活きも良かった。

馬の背の洞門へ

岩を乗り越えていると、狙っていたトンビが飛んで行ってしまったので諦めて商店街の出口の方へと向かいます。

ここからは馬の背の洞門を目指してひたすら歩きます。具体的にはこんな感じで進攻していました。

写真15

ここからは城ヶ島との足の取り合いが始まります(道が悪過ぎる)。

馬の背の洞門までの長い道のりの、2個目の点の辺りまでで撮った写真です。

段々人の気配が無くなってきましたね。

馬の背の洞門は雨や風による侵食で岩がアーチ状になった洞門で、1923年までは小舟での通行が可能だった様です。

しかし関東地震による隆起で陸化し、地震による隆起現象を現代へと伝える存在になったそうです。

アーチの幅は一般的な成人の横幅程しかなく、崩落の危険性がありアーチの上を歩く事は禁止されています。

高さはかなりある割に、アーチはとても細い。